神戸新鮮市場の山手。まだまだ食料事情が厳しかった戦後すぐの時代より、暮らしが豊かになった高度経済成長期、そして大打撃を受けた阪神･淡路大震災を乗り越え、現在に到るまで、人々の食と暮らしを支えてきた歴史ある市場です。

「新鮮」「美味しい」は当たり前。どんなに便利な時代になっても、心を込めて良質なものを提供するという姿勢は変わらず、常連客たちの心を掴んできました。飲食店の仕入れはもとより、近隣だけでなく遠方から足繁く通う客が多いのも、それを物語っています。

何気ない日常も、忙しい日々も、みんなが集まる特別な日も、暮らしをもっと豊かに。

笑顔あふれるマルシン市場へ。

「買う」という行為は、ただ「買う」だけじゃない。

そのなかで生まれる会話。それは仕入れのことだったり、厳選した食材へのこだわりだったり、調理法だったり。何気ないやりとりのなかで、店のことを知ってもらう。いつの間にかお客さまのことを知る。お客さまが喜んでくれる顔を浮かべながら、品揃えを考える。提案する。小さな店先での、ほんの小さな会話が、良質なものを提供することへのあくなき追求をより深くしてくれているということを、私たちは知っています。そして、とても大切にしています。

「いいものを買うならマルシンへ」昭和の時代から言われてきたその言葉を裏切らないように。