ヒストリー
1947年に開場 マルシンは古くから地域住民の食生活を支えてきた歴史ある市場です。
生鮮食品が統制下にあった戦後、週一度の配給が行われるなか、昭和22年6月に公認丸神市場が開場しました。
木造の2階建てが湊川に沿って連なり、日本の復興を願いながら地域を支える市場となります。
昭和33年に丸神商業協同組合を立ち上げ、
市場内の店舗が一致団結し、生活を彩る豊かな食の提供を行ってきました。
昭和57年には建物の老朽化に伴い、神戸市より土地を購入し、現在の状態に立て替えました。
そして、「ものを売る」だけでなく、地域振興・文化交流の場として周辺の商業施設と連携し、
地域コミュニティーへの貢献活動も行っています。
多くのお客様にご利用いただく中、
平成7年の阪神大震災、平成10年の新湊川氾濫などの災害では、大きな被害を受けることとなりました。
また大型量販店などが増え、市場全体の需要も減っています。
それでも、物を売るだけでない「豊かな生活を共に作る場」でありたいと、私たちは営みを続けています。
マルシンはさまざまな時代を乗り越え、二代目三代目と続くお店も多くあります。
近隣住民にとって、昔からある「馴染みのマルシン市場」は、近くの子供を見守る場所にもなり、
今日も、「ただいま」と元気な声が響いています。